主な検査・手術機器
長岡眼科医院では、患者様の大切な眼に最高の治療をするために、県内トップの最新医療機器を揃えています。
当院は、厚生労働省認定の先進医療施設です。
LenSx®レンズエックス
白内障手術用フェムトセカンドレーザー「LenSx®」は、白内障手術で最も高度な手技が必要な手術の過程を、自動で非常に正確にレーザーを行う事のできる最先端の白内障手術機器です。
フェムトセカンドレーザーを利用した白内障手術では従来の手術と違ってメスは使用せず、高精度な手術を短時間でかつ数ミクロンの誤差もなく行うことが可能です。
これまで施術者の技量や経験に依存していた手術行程をレンズエックスによる手技に置き換えることで、白内障手術のさらなる効率化と精度の向上を可能にしました。
より高精度な治療を必要とするときには、人間の技術よりコンピューター制御下で緻密に行うレーザー治療が優れています。
水晶体の前嚢切開がスキャンによる詳細な情報の元、正確に緻密に行うことが出来るので、眼内レンズを従来の手法より正確に挿入することができる。
レーザー照射による水晶体の事前破砕により、超音波乳化吸引術で使用する超音波を大幅に低減し、眼球の負担軽減や合併症のリスク低減に繋がっている。
傷口をまっすぐにしか作れないメスでは不可能だった立体的な形の切開でも、レーザーならスピーディで理想的な形に行うことが可能。
IOLマスター 700
白内障手術時に挿入する眼内レンズの度数を決定するために必要な器械です。度数を決定するには眼球の長さ・大きさを正確に計測することが必須です。従来は超音波を用いて器械を目の表面に接触して測定していましたが、IOLマスターは光を用いて測定します。しかも測定値が非常に正確です。
IOLマスター700は最新技術であるSS(スウェプトソース)OCTを用いて測定するため、ほとんどの患者様はこの器械で眼軸長測定が可能となります。
従来の器械と比べ測定スピードが速くなり、患者様の負担が軽減しました。
これにより、白内障手術後の見え方を良くするため、これまで以上に患者様に合ったIOLの度数が決めやすくなります。
VERION™イメージガイドシステム
VERION™イメージガイドシステムは、測定モジュール、ビジョンプランナー、デジタルマーカーで構成され、白内障手術に精度と再現性のイノベーションをもたらします。
●IMAGE
術前検査時に検査室の測定モジュールにて角膜屈折力と乱視軸の測定、眼表面の血管の走行などの特徴を把握します。
●PLAN
ビジョンプランナーで眼内レンズの度数計算や、トーリック眼内レンズ・惹起乱視・角膜弧状切開による乱視矯正をプランニングできます。
●GUIDE
術前に計画した角膜切開位置・前嚢切開位置、眼内レンズの中心固定位置、トーリック眼内レンズの軸を執刀医の顕微鏡下とモニタにデジタルマーカーで表示します。
レーザーフレアーメーター® コーワ FM-600
レーザーフレアメーター/コーワFM-600は前房水の蛋白濃度を定量的に評価する検査機器です。
白内障手術前後やぶどう膜炎による前房炎症を数値として把握することができ、経過観察などでよく使用しています。
目の表面の角膜(黒目)から目の中の虹彩までの空間を「前房」と言い、レーザーフレアメーターでレーザー光を当てることにより、前房内の炎症状態を確認しています。
RF ナイフ サージトロン
眼瞼下垂や眼瞼内反症などの手術で使用します。金属のメスやハサミと比べてより低侵襲な手術になり、結果、今までよりも腫れ、出血が少ない手術が可能となります。
一般的な電気メスは400KHz前後の周波数帯を用いるElectrosurgeryです。一方、4.0MHzの高周波を採用しているRFメスであるサージトロンはRadiosurgeryの領域となり、電波的な性質を強く持つことから電波メスとも呼ばれます。この高い周波数により組織細胞中の水分子へ高密度に作用することで、侵襲を抑えた微細な切開・凝固を可能にします。
4.0MHzの高周波ラジオ波により、組織細胞中の水分子への密度、集中性が高まります。そのため過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
手術顕微鏡 OPMI Lumera 700
Stereo Coaxial illumination(SCI)テクノロジーとカールツァイスの光学系という極めて高精度かつ、革新的な光学システムを搭載した世界最高性能の次世代顕微鏡です。
電動式のズーム・フォーカス機能や内臓スリット照明システムを備え、難症例の白内障は勿論、OPMI Lumera 700 とResightによる網膜硝子体観察システムにより硝子体手術も安全に、眼に負担が少なく施行することができます。
コンステレーションRビジョンシステム
これまでの手術装置からより高い安全性を目指した、最新鋭の網膜硝子体手術装置です。
あらゆる白内障・網膜硝子体手術や最新の極小切開手術にも対応。
全世界で使用されており、幅広い術式、きめ細かい手技、これまでの手術機械よりもさらに進化した高性能・多機能を兼ね備えています。
OCT(光干渉断層計)
網膜の構造を精密に検査するための最新の検査機器です。OCTでは、網膜の厚さや網膜の断面を拡大して撮影することで、肉眼では認められなかった微細な以上や変化を調べることが可能です。
眼底観察システム リサイト
カールツァイス光学システムにより、網膜の状態を鮮明な画像を得ることできます。また、varioscope光学系をリサイトに内蔵することにより顕微鏡を通しての焦点合わせを容易におこなえます。
炭酸ガスレーザー手術装置LASERY 15Z
皮膚への深達性が小さく、組織表面のみ蒸散するため深部に対する熱影響が少ないレーザーです。正常組織へのダメージを最小限に抑えた手術ができます。
熱影響が限局的なので術後の浮腫・疼痛が少なく、炭酸ガスレーザの光を集光してあてると表面組織の収縮、脱水、炭化を生じ、さらに内部組織水分の蒸発又は気化を起こします。
この過程で毛細血管を含む組織の収縮、凝固が止血作用をもたらします。集点位置の調節、出力とそのモードなどの組み合わせで切開、蒸散、凝固の処置が症例に合わせて一台の装置で行うことができます。
CLARUS500
CLARUS500は、黄斑部から周辺網膜まで全ての網膜疾患に対応すべく、自然色と明瞭で高解像度を併せ持つ次世代の超広角眼底撮影システムです。
CLARUS500は、次のような特徴があります。
・眼疾患の診断・記録に適した自然なカラー画像
・黄斑部から周辺部まで、全てにおいて明瞭で高精度な画像
・直観的な操作感と患者の快適性の保持
前眼部OCT CASIA2
CASIA2は非接触で目の表面(角膜)から内面(水晶体)までを、3次元撮影が可能な最新式の検査装置です。
従来の検査装置では観察が困難な混濁症例の場合でも、撮影および観察が可能であるため病態の診断精度が向上し、患者様の負担を少なく、適切な治療方針のご提供をさせていただくことが可能です。